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六白黒豚とは
六白黒豚ってなに?

六白黒豚(ろっぱくくろぶた)とは「バークシャー種純粋黒豚」のこと。鼻と尾、4本の足先の合計6カ所が白いため、そう呼ばれています。一般的な白豚に比べ、臭みがなく、やわらかくて独特の旨みがあります。
中でも、サツマイモを飼料として育てられた鹿児島県産の六白黒豚は、肉質が非常に良く、別格のものと評価されています。ほんのりした甘みのある脂身。脂の溶ける温度が高いため、べたつかずさっぱりとして、赤身部分と似た食感が楽しめます。

白豚に比べ1回あたりに生まれる子豚の頭数が少なく、発育が遅いといった厳しい側面があります。それらの手間やコストを掛けるだけの価値がある『美味しさ』が、最大の魅力といえるかもしれません。

幕末名士が好んで食べたって本当?
初代薩摩藩主・島津家久が琉球王国(沖縄)より持ち帰った黒豚が、六白黒豚のルーツといわれています。今から約400年前、江戸時代初期のことです。
その後、幕末から明治にかけ、日本全国にその名が知れ渡るようになりました。第11代薩摩藩主・島津斉彬が、第9代水戸藩主・徳川斉昭に黒豚を贈ったという記録が残っています。斉昭は「いかにも珍味、滋味(あじわい)あり、コクあり、何よりも精がつく」と絶賛。その子、一橋慶喜(後の徳川慶喜)も「豚一公」と呼ばれる程の黒豚好きでした。
同時代に生きた西郷隆盛が、郷土の素晴らしい料理を好んで食べたのは当然のことかもしれませんね。
どうしてこんなに美味しいの?

六白黒豚を初めて食べた人は、白豚とはまったく違う「旨み」と「食感」に驚くのではないでしょうか。斉昭が「いかにも珍味、滋味あり、コクあり」と表現したのもうなずけます。それをより美味しく改良していったのが、現在私たちが口にすることのできる六白黒豚です。鹿児島県産六白黒豚の美味しさの理由は次の4点です。

1.アミノ酸や中性糖の含有量が多い…旨みが強く、ほのかな甘みがある。
2.脂肪の溶ける温度が高い…さっぱりした味になる。脂身にも十分な旨みがある。
3.保水性が高い…水っぽさがなく、肉質がしまっている。
4.肉の筋繊維が細い…やわらかくて、歯切れがよい。

栄養面は?

豚肉はコラーゲンなどのタンパク質やビタミンB群を多く含んでいます。それに加え、六白黒豚には、生命の源であり旨み成分でもあるアミノ酸が豊富です。
さらに、鹿児島県産はサツマイモを飼料としているため、脂肪中に含まれるビタミンEが増えていることが分かっています。ビタミンEは抗酸化作用があり、健康やアンチエイジングに効果的といわれる栄養素です。

以上のように、鹿児島県産六白黒豚は、味、栄養面ともにとても優れた食材です。生産者らの努力により、価格も以前よりずいぶん手頃になってきています。普段の食卓に積極的に取り入れられるのもいいのではないでしょうか。